NATURAL

News Letter No.108

2017.03.01

15年目を迎えてありがとうございます。平成29年3月1日をもって竹虎接骨院も15年目を迎える事ができました。現在に感謝しつつさらに一日一日新たなる努力を持って向上し精進いたします。そして現在に感謝できてこそ、明日への飛躍があるものだと信じております。

 

三つの理

心身が健康であることに感謝する。望みを叶える事が自分の努力によるものであること。人生を正しい態度でのぞむようにする。その為にも学び行動し続けて行く所存です。

 

なぜ、学ぶのか

なぜ、学ぶ事が大事なのかというと、「選択肢」を沢山もっておいた方が生き残れる可能性が高くなるからです。未来が予想出来ない今、どのように柔軟性を身につけるのかというと、学んで選択肢を増やす、ということになるのではないかと思います。今後は今とは違う状況が訪れて、新しい選択をしなければならないこともたくさん出てくるでしょう。その時にそれに対応できるかどうか。そのためには武器(選択肢)をいっぱい持っておく必要があります。

 

すべての失敗は学びになります。

「勝つか」「負けるか」ではなくて「勝つか」「学ぶか」です。「勝たなかった人」も「そこで学べた」という経験が残ります。結局どちらもプラスしかないのですから、恐がらずに変わっていくことが何より大切だと思います。「成長思考」「学習思考」「回避思考」「証明思考」というものがあります。それは、その人にどれかひとつが当てはまるというわけではなく、ひとりの人間は様々な思考で成り立っているものだと思ってください。「成長思考」は、言葉そのままで、成長しようという思考です。「学習思考」は、学んでいこうという意識。自分はこういう人だという思い込みにとらわれず、まだまだ学んでいこうという姿勢です。スポーツ心理学では、伸びるスポーツ選手は、勝つためではなく、それが好きだから、伸びるために練習していると言われますが、成長思考・学習思考が強い人も同じで、他人と競争するのではなくて、自分の為に伸びようとしています。たとえば、「できなかったら、次はどうしたらいいか」「うまくいったら、なぜうまくいったか」を研究して、常に自分の課題を持ち、いつも「自分はまだまだだから学んでいこう。今はそのプロセスである」と考えているのです。一方、「証明思考」は、周りの目が恐いがゆえに自分ができる人だと見せかけようとすることです。自己証明をしようという傾向です。最後の「回避思考」は、失敗を避けるような考え方です。「回避思考」と「証明思考」が上がるとパフォーマンスが下がり失敗しやすくなります。逆に「学習思考」と「成長思考」が上がったら成功するチャンスが高くなることがわかっています。失敗を学びに変えるか、失敗を認めないかという選択でその後の成長が変わるのです。

 
参考文献:世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか
ピュートル・フェリークス・グジバチ著

 

とら食堂

こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
MENU ひじきと大豆の煮物

 
乾燥ひじき…20g
大豆の水煮…100g
にんじん…4cm
厚揚げ…1枚
干しシイタケ…2枚
☆調味料として
ごま油…大1
砂糖…大4
塩…小1/2
醤油…大11/2
みりん…大1
だし汁…1カップ

 
作り方
①乾燥ひじきはさっと洗って汚れを落としたっぷりの水に20分程浸して戻す。
②干しシイタケもお水につけて戻す。戻してから5mm幅に切る。人参は短冊切り。厚揚げは全体に熱湯をかけ油抜きする。縦半分にしてから2cm幅に。
③お鍋にごま油を熱し、人参を炒めます。火が通ったら、干しシイタケ、ひじき、大豆の水煮を加えて炒めます。
④全体によく油が回ったら、厚揚げを加えてだし汁を注ぎ、ひと煮立ちしてきたら、調味料を入れ煮汁がほぼなくなるまで約20分ほど蓋をして煮ていきます。火加減は弱火。時々蓋をとって全体を良く混ぜる事。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

 
嗅覚低下の予防

 
花粉の飛散が始まっていますが、花粉症への対策は万全でしょうか?毎年症状がつらい方は、マスク、眼鏡などで花粉を避け、早めの治療をお勧め致します。さて、前回はアレルギーについて書かせていただきましたが、今回は少し趣向を変え嗅覚についてです。嗅覚の加齢による変化と、その予防の可能性についての論文がありましたので、ご紹介したいと思います。アメリカの832例、68-99歳(平均77歳)の方を対象に行った研究です(1)。ブタノールという特有のにおいのする物質を2倍希釈していき、13段階の濃度を作り、どの濃度ではじめて、その臭いを感じるかということを器械で自動的に測定しています。最も薄い濃度でも臭いを感じる場合を13点、最も濃い濃度でやっと臭いを感じる場合を1点としてスコアをつけると、68-74歳の方では平均8.7点、75-79歳の方では8.1点、80-84歳の方では7.8点、85歳以上の方ですと6.9点だったそうです。年齢が増すほど有意に点数が低く、濃い濃度にならないと臭いが分からないという結果でした。男女間で差はなかったそうです。しかし、この研究では最も高齢のグループでも良い嗅覚を保っていた方がおり、何が嗅覚低下を防ぐのかを解析しています。統計学的にみると、少なくとも週1回、汗をかくまでの長さの運動を行うことが嗅覚低下の予防に貢献しているかもしれないということでした。感覚器を若く保つうえでも運動は重要なのかもしれません。

 
1)Schubert CR et al. Odor Detection Thresholds
in a Population of Older Adults. Laryngoscope
2016.