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運動器の基礎知識(骨・軟骨、腱、靭帯)

2019.03.07

人間には約200個の骨があり、

筋肉は骨に付着し、筋肉の収縮により骨と骨の連結部である関節が動きます。

骨は一度作られると一生そのままというわけではなく、骨を作ること(骨形成)と壊すこと(骨吸収)が、

バランスを保ちながら常に行われています。

閉経や運動性無月経によるホルモンの影響により、骨を壊す作業が作る量を上回ると、骨粗鬆症になります。

 

 

軟骨

関節の軟骨は、骨の端を覆うわずか数mmの組織で、滑らかな関節の運動を可能とします。

骨のように常に生まれ変わるわけではなく、一度損傷すると修復されにくいです。

子どもの骨には骨端線(成長線)と呼ばれる軟骨の層があり、この部位で骨が長くなります。

骨端線は力学的には弱く、障害や損傷が生じやすいです。

 

 

腱・靭帯

筋肉が骨に付着する部位は腱となっており、筋肉の力を骨に効率的に伝えます。

最も有名な腱であるアキレス腱は、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)から連続しています。

靭帯は、骨と骨とを強固につなげて、関節の安定性に重要な役割を果たします。

膝の前十字靱帯や、肘の内側側副靭帯がよく知られています。

 

基礎知識なので表面上の部分を投稿していますが、それぞれとても大切な役割があり、

1つでも欠如すると人間が生きていく上でとても支障をきたしてしまいます。