NATURAL

News Letter No.116

2017.11.01

姿勢の定義と不良姿勢

 

姿勢とは「体位」と「構え」のこと

正しい姿勢をとることは、正しい運動パフォーマンスを発揮することを可能とし、身体の不調を軽減することにつながります。そもそも姿勢とはどんなものなのでしょうか。それは、次のように定義できます。「姿勢とは、体位と構えのことを指し、それぞれの動きに対応する身体部分の相対配置であり、身体を支える独特の形態である。」

 

体位とは

身体の前額面、矢状面、水平面などの基本面が重力の方向に対してどのような関係にあるかを指します。例えば、立位、座位、臥位などのことです。

 

構えとは

頭部、体幹や四肢の体節の相対的な位置関係を指します。例えば、骨盤が前方に傾いている場合、「骨盤は前傾位」など表現されます。つまり、構えとは、各体位における身体体節の配列を意味する言葉で、関節および体節の位置でも置き換えられ、関節を動かす筋や筋膜間のバランスとしても説明できます。

 

不良姿勢とは

皮膚、結合組織、筋・筋膜、関節などに障害があると、正しい姿勢がとれなくなります。これを不良姿勢といいます。この不良姿勢がこれらの組織に不快感や痛みをもらすことがあります。不良姿勢のきっかけは、日常生活のちょっとしたクセや、無意識のうちに身についた動かしやすい運動方向への反復動作、同じ姿勢をとり続ける事で筋肉が緊張し、収縮した状態が持続してしまうこと(筋の持続性収縮)です。特に、全身の筋や筋膜のインバランス(バランスの不均衡)が少しずつ身体への負荷となり、体節の配列が不良となっていき、不良姿勢が身につくことになるのです。その不良姿勢による負担が大きいほど、関節にも硬さや変形を生じさせることになります。寝違えやギックリ腰、骨折、手術の影響などで、関節から先に異常をきたすこともありますが、ほとんどは筋・筋膜のインバランスが原因で不良姿勢になるのです。筋・筋膜のインバランスをきたす原因は、ライフスタイルやこれまでやってきたスポーツ、趣味、ケガの既往などさまざまです。多様な不良姿勢がどのような筋・筋膜のインバランスが原因で生じてしまったのかを知ることは正しい理想的な姿勢を取り戻すうえで非常に大切です。

 

理想的なアライメントとは

頭部・体幹・骨盤・四肢の配列(体節の配列)のことをアライメントといいます。安静立位姿勢における理想的なアライメントは、前額面(身体の前面、あるいは背面)・矢状面(身体の側面)・水平面から見て、それぞれ頭部・体幹・四肢が綺麗に整列している状態です。安静立位姿勢・・・重力の影響が最小で姿勢を保持する筋活動や消費エネルギーが最小状態の立位のこと。
※参考文献 姿勢の教科書 竹井仁著

 

とら食堂

こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
秋刀魚と舞茸の竜田揚げ

 
材料(4人分)
秋刀魚…2尾
舞茸…1パック
しょうが…1かけ
醤油…大2
みりん…大2
片栗粉、揚げ油
すだち又はかぼす

 
作り方
①秋刀魚は三枚に下ろし身を3等分に切っておく。
②舞茸はいしづきを落とし、大きめにさいておく。
③ビニール袋に①の秋刀魚、舞茸を入れ、すりおろしたしょうが、醤油、みりんを加えよく混ぜ、30分ほどおく。
④③の秋刀魚、舞茸を取り出し、キッチンペーパーで水気を良く拭き取る。
⑤④の秋刀魚と舞茸に片栗粉をしっかりつける。
⑥揚げ油を170度に熱して、3,4分カリッとするまで揚げる。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

 
インフルエンザワクチンについて

 
今年もインフルエンザワクチンの接種がはじまっています。昨年からインフルエンザA型2種、B型2種に対するワクチンになっていますが、今年は一つの型がうまく卵の中で増えず、作り直したため出荷が遅れているそうです。そのため10月、11月にはワクチンの供給が少なく、12月くらいから通常の供給になるのではないかといわれています。現行のワクチンはインフルエンザウイルスを卵の中で増やし、それを不活化していますが、今回のように卵の中で増えなかったり、卵の中でウイルスが増える際に変異し効果が下がったり、ウイルスを増やす卵を育てるのに半年くらいかかったりといくつか問題点も指摘されています。これらの問題を解決するために最近アメリカでは、遺伝子組み換えによるワクチンが作られているそうです(1)。この方法では、卵の中でウイルスを増やすときのように変異することはなく、抗生剤や保存剤も使用せずに生産できます。また、ウイルスを増やす卵を育てる必要もないため、6-8週間でワクチンができるようです。いろいろなインフルエンザワクチンが開発されていますが、日本でも鼻から投与する不活化ワクチンを開発しているところがあるそうです(2)。動物実験では素
晴らしい効果があったとのことで、痛みもなく、効果が高いワクチンができるといいですね。

 
1) Dunkle LM et al. Efficacy of recombinant influenza vaccine in adults 50years of age or older. N Engl J Med 2017;376:2427-36.
2) 中野貴司:インフルエンザワクチンの有効性、副反応. インフルエンザ診療ガイド2017-18, 菅谷憲夫, 編. 日本医事新報社, 2017.