NATURAL

News Letter No.64

2013.07.01

4つの能力強化最終版です。前回、前々回と柔軟性、体幹力、バランス力、アジリティー(俊敏性)について説明をしてきました。今回は、バランス力と、アジリティーについての説明です。

 
③バランス力
1.バランスのとれた真っすぐな姿勢が競技力の向上につながります。バランス力向上がなぜ必要なのか?それは、「走る」「投げる」「蹴る」「振る」「止まる」などのスポーツ動作は、上体を腰回りの体幹部の筋肉で支えることで、スムーズに行えるからです。もしこの上体を支える力が弱いと身体の軸がぶれてしまい、真っすぐな姿勢を保つことが出来ず、プレーのスピードやパワーなどの精度が落ちてしまいます。軸が一本の棒になるような身体づくりが、バランス力向上の鍵となります。

 
2.使われていない筋肉が目を覚ます。バランス力アップのトレーニングの多くは、片脚でバランスをとるといった不安定な姿勢で行いますが、この不安定な体勢がバランス力の強化につながります。バランスを保つためには、たくさんの筋肉を同時に使うことが重要です。表層部の大きな筋肉だけでなく、深部のインナーマッスルも同時に使うことで、バランスは保たれます。つまり、不安定な体勢のトレーニングが、筋肉を目覚めさせ、バランス力は大きく向上されるのです。

 
3、軸足の強化が体の安定感を生み、プレーの精度、スピードが高まります。軸足はスポーツにおいて重要な役割を果たします。「走る」「投げる」「蹴る」などの動作は、軸足で上体を支える動きが入っています。この軸足の力が弱いとバランスを欠き、コントロールミスや精度の低下につながります。だからこそ、軸足一本で上体を支えるトレーニングはバランス力を強化するうえで欠かせません。軸足が強化されれば、反転や動き出しのスピードも向上し、あらゆる能力が高まるのです。

 
④アジリティー
1.ステップワークや足の運び向上、急な方向転換やターンにも対応できます。素早く細かいステップを踏むトレーニングを積み、脳と運動神経の回路をつなぐコーディネーションの能力を高めることです。

 
2、強くブレない軸をつくることで相手よりも先に動き出せます。軸のブレない体も、アジリティーの向上には欠かせません。軸がしっかりしているアスリートは、一歩目の太ももの引き上げが速く、他の選手よりも先に動き出すことができます。軸がブレなくなると上半身のブレが少なくなり余計な体力の消耗も防ぐことが出来ます。

 
3、股関節、ヒザ、足首といった下半身の一体化した動きが、急な方向転換や動き出しをスムーズにしてくれます。練習中からヒザとつま先を同時に動かすことを意識すれば、筋肉の反応もよくなり、ケガの予防、アジリティーの向上につながります。現在、トップアスリート達はこのようなトレーニングを日々行っており、パフォーマンスアップ、怪我の予防につとめています。

 

とら食堂

 
こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
MENU 生春巻き

 
材料
ライスペーパー…4枚
具(サラダ菜8枚、きゅうり細く切ったもの1本、
アボカド薄く切ったもの1/2個、スモークサーモン4
枚、キリークリームチーズ細く切ったもの…4個)
スイートチリソース…適量

 
作り方
① キッチンペーパー(厚手のもの)を水で濡らし、絞って広げる。大きめのボウルの中に水を入れ、ライスペーパーをくぐらせ、全体がしっとりしたら取り出して濡らしたキッチンペーパーにのせる。乾かないように上にも濡らしたキッチンペーパーをのせ、5分ほどおいて戻す。

 
②上にのせたキッチンペーパーを取り、スモークサーモン、サラダ菜、きゅうり、アボカド、クリームチーズの順番にのせ、巻き、食べやすい大きさに切る。ソースを添える。スモークサーモンが透けて、見た目にも綺麗な生春巻きです。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

がん研有明病院漢方サポート科

 
先日、がん研有明病院の漢方サポート科に、部長の星野 惠津夫先生のご厚意で見学をさせて頂きました。星野先生の診療はあたたかく、希望の持てる外来でした。良い悪いを明確におっしゃるので、患者さん
も迷いがとれるのではないでしょうか。星野先生は常に次の一手を考えておられました。星野先生が「がん研有明病院で今起きている漢方によるがん治療の奇蹟」という本を新しく出版されています。食養生や体を温める工夫、呼吸法など生活上の注意点や具体的な改善方法も書かれており一読をおすすめします。