NATURAL

News Letter No.74

2014.05.01

足指体操で転倒予防

中川西地区センターで4月19日(土)、高齢者に向けた「転倒予防のコツ」伝授教室を開催し、約50人が参加されました。これは、当院と中川西地区センターの共催で、地域貢献を目的に実施したものです。当日は3部構成で行い、1部は座学で体の仕組みなどを学び、2部では転ばない為に必要とされる足の指にスポットをあて、専用の測定器で足指の力の計測を行いました。3部では足指の筋力と転倒が重要な関係があることを知った上で足指の体操や足首回し、筋力強化を全員で行いました。転ばない為には、日頃の運動で体を鈍らせないこと、足の筋力と体のバランス感覚、脳からの伝達の反応の3つがとても重要であることを全員で勉強しました。自宅でも簡単に出来る体操やグー・チョキ・パーを足の指で作る足指ジャンケンを参加者全員で楽しみました。最後は転倒予防教室ではありますが、どうしても避けられない転倒があることをふまえ、転んだ場合の受け身の実演を嶋田大地(講道館柔道二段)が床の上で行い、参加者から拍手を頂き、とても好評に終わりました。

 
参加者からは「予備知識を身につけたくて参加しました。転んだ後に寝たきりになってしまうと怖いので、日頃からウォーキングなどで運動不足を解消したい」「また、このような催しに参加したいです」などの有難い感想をいただきました。第二弾も現在検討中ですので、詳細が決まりましたら、皆様にご報告致します。

 

盲導犬協会見学会

4月13日(日)に日本盲導犬協会神奈川訓練センター見学会に約60名で参加しました。元住吉接骨院院長宮崎先生が企画をし、盲導犬協
会との共催に竹虎接骨院も参加させて頂きました。当院からは13名の方が見学させて頂きました。当日は、盲導犬の業界では世界的に有名で映画「クイール」のモデルになった多和田氏と女優の山本未來さんを中心に盲導犬の説明を分かりやすく丁寧にしていただきました。訓練センターの職員の皆様のご協力を頂き、犬舎など施設内の見学をし、参加者のほぼ全員が体験歩行をさせて頂きました。色々なボランティアの在り方を知ったり、仕事をしている盲導犬への対応の仕方も教わり大変充実した見学会でした。日頃当院の募金箱にご協力頂いてる方々にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。今後ともご協力のほど宜しくお願い致します。参加して頂いた、川本末美さんからの感想です。「私は年齢を重ねるごとに視野が狭くなる目の病気を抱えており、数年前から白杖を使って歩行するようになりました。今回見学に参加さ
せていただいた際、盲導犬を体験させていただく機会をいただき、盲導犬を使うと、とても歩きやすいことを実感できました。また、山本未來さんがデモンストレーションで盲導犬と一緒に歩いている姿を拝見して、その歩き方が非常にきれいなことに感動いたしました。そのほか盲導犬の食事の様子など、あまり一般には知られていない日常も見学できて、2時間という見学時間も瞬く間に過ぎてしまいました。とても楽しい時間を過ごすことができ、このような機会をご提供いただけたことにまことに感謝しております。どうもありがとうございました。」

 

とら食堂

 
こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
MENU 糸寒天の和え物

 
材料 (4人分)
糸寒天…10g
きゅうり…1本
にんじん…1/2本
枝豆…1/2 袋
ドレッシング
薄口醤油…大1
酢…大1
砂糖…小1/2
ごま油…小4

 
作り方
①糸寒天が水に5~10分つけて戻し、水気を切っておく。2cm長さに切る。
②きゅうりは種を取って、3,4cm長さの細切り。人参は皮をむいて、3,4cm長さの細切り。枝豆は塩茹でしてさやから出す。
③ボウルにドレッシングの材料を全て入れ、良く混ぜる。
③食べる直前に、ドレッシングと和えて出来上がり。糸寒天の食感がおいしい和え物です。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

 
舌下免疫療法について
もうすぐスギ花粉症の新しい治療法、舌下免疫療法が行える予定です。新しいといっても以前は注射で打っていたものを、注射ではなく舌の
裏側に製剤を垂らして行うというものです。免疫療法とは例えばスギ花粉症がある方に少しずつスギ花粉を投与していって、スギ花粉に反応しないようにしていく治療です。しかしなぜそのような効果が生じるのか今のところよくわかっていません。注射でおこなう免疫療法は100年くらい前から行われていますが、近年、注射の痛みがないことと、ショックを起こすことがより少ないということから主にヨーロッパを中心に舌下療法が普及し始めました。

 
薬は飲んでいる間しか効きませんが、免疫療法のよいところは3-5年続けると、その後治療をやめても効果が持続する可能性があるというこ
とです。現在、そのような長期寛解を得る唯一の治療法です。効果には個人差があり、必ずしも全ての方に効果があるわけではありませんが、症状を軽減し薬の使用量を減らしたり、新しくアレルギーになることを抑えたりする効果が報告されています。この治療は対象年齢や重症の喘息の方には行えないなどいくつか制限があるので、舌下免疫療法を行える時期が近づきましたら、またこのコラムで詳細を書きます。