NATURAL

News Letter No.93

2015.12.01

体脂肪を落とすストレッチは空腹時が良い

空腹時は、脂肪も燃焼するし、空腹感も抑えられる
体脂肪を落とすストレッチは、どのタイミングで行うと効果的なのでしょうか?おすすめする、体脂肪を落とすストレッチを行うタイミングの1つ目は、空腹時。お腹が減っているときにストレッチを行うと次のような効果があります。

 
お腹が減っているときは、体内の糖分が不足している状態です。この状態で運動すると、糖分がすぐに底をついて、身体に蓄積していた脂肪をエネルギーとして使うようになります。空腹時は、有酸素運動開始5分後くらいから、効率よく脂肪が燃焼し始めると言われています。さらに、運動してから食事をすることで、食事量を抑える事ができます。お腹が減っている時に運動すると、糖分不足だと思っていた脳が、まだ不足していないと錯覚します。これが、血糖値が下がり過ぎないようにコントロールする身体の危機管理能力です。お腹が減って、早くエネルギーが欲しいと思っている状態で食事をするときより、少ない食事で満腹感を得る事ができます。お腹が減ったと思ったら、ストレッチをしてからご飯を食べる。これが、体脂肪を落とすストレッチの裏技です。おすすめする2つ目のタイミングは、食後20分以内のストレッチです。

 
血糖値がピークに達する前に運動することで、食べた物が脂肪として蓄積されやすくなる前にエネルギーとして使う事ができます。付け加えると、血糖値がピークに達して落ち始めるときは、体内に乳酸が溜まりやすくなり、血液循環も悪くなるので、ストレッチをするのに適しているとは言えません。空腹時と食後20分以内のストレッチは体脂肪を落とすタイミングとしては効果的です。ただし、胃腸の調子が悪い人やもともと弱い人は、逆にダメージを受ける事があるので注意して下さい。

 
参考文献:体が硬い人ほどやせるストレッチ 著:岩井隆彰

 

とら食堂

こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
MENU 味噌かんぷら

 
じゃがいも(小)…8個
サラダ油…大さじ1/2
水…150cc

味噌…大さじ3
砂糖…大さじ2
みりん…大さじ1と1/2

 
作り方
①じゃがいもは洗って皮をむき、半分に切る。フライパンにサラダ油を入れ熱し、じゃがいもを入れてふたをして、ときどき混ぜながら炒める。
②油が全体に回ったら、お水を加えて、ふたをして、蒸し煮する。
③じゃがいもが柔らかくなったら、Aを加えて煮詰めて味をからませる。福島県の方言でじゃがいものことを「かんぷ
ら」ということから、この名がついたと言われています。じゃがいもに甘めのお味噌で味付けした、懐かしい料理です。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

ダニの舌下療法について

 
今年の11月からダニの舌下療法ができるようになりました。これは減感作療法(アレルゲン免疫療法)の一つです。昨年の10月から日本ではじめてスギの舌下療法が保険診療でできるようになりましたが、今度はダニによるアレルギー性鼻炎に対してもできるようになりました。治療により鼻や目の症状が軽くなり、生活の質が改善し、薬を使用する量が減ることが期待されます。薬は飲んでいる間しか効きませんが、減感作療法は治療が終わっても効果が持続する、今のところ唯一の治療法です。ダニの舌下療法でも、毎日薬を舌下に投与し3年以上続けなければなりません。少なくとも月1回の受診が必要です。また全ての患者さんに効果があるわけではなく、治療を終了すると効果が弱まる可能性があります。副作用として口の中が腫れたり、また一番問題のある副作用としてアナフィラキシーが起こる可能性があります。対象は12歳以上の方となります。重症の気管支喘息、悪性腫瘍、自己免疫疾患・免疫不全症など免疫系に異常のある方はこの治療は受けられません。ダニの舌下療法はダニに対するアレルギー性鼻炎にしか効果がありませんので、採血などでダニのアレルギーであることを確認する必要があります。これらのことがありますので医師とよく相談して治療を行うか決める必要があります。