スポーツ治療

スポーツ治療の考え方

怪我をしづらい身体作りへ。「予防」と「治療」

怪我をしたら患部を安静にするのが医学の王道です。回復までの一般的な流れは、怪我→安静→施術となりますが、いつまでも安静にしていられるかと言ったらそうではなく、スポーツには試合日、大会日などの決められた日程があります。病院などの治療では、基本的に安静を重要視するため、試合に間に合わないという問題が発生します。

そこで出てきたのが、スポーツ治療の考え方です。スポーツ治療では、患部をあえて可動させたり、温めたりすることで一時的には痛みが発生するリスクが生じるものの、「結果的には回復のスピードが早まる」という考え方をします。アスリートは休むことに抵抗を感じる方も多いですが、痛みや腫れをコントロールしながら練習に参加することで、長期離脱しないで活躍し続けることも可能になります。

スポーツ治療はアスリートだけのものではありません。日頃はスポーツをしない方でも、海外旅行に行く前や友人とレジャーを楽しむ前に怪我をしてしまったら、一日でも早く当日までに回復したいと考えます。実際に、このようなご希望を持って来院される方も多数います。

スポーツ治療

スポーツの怪我に、プロアスリートの技術を。

スポーツでは身体の一箇所に負荷がかかり続けたり、突発的な負荷がかかったりすることで、痛みや不調を誘発します。柔道では打ち身や脱臼、捻挫、野球は野球肘、テニスはテニス肘、バスケットボールは捻挫や突き指、陸上は半月板損傷などが挙げられます。それらの痛みを、施術者による手技療法(触る、揉む、叩く、擦る、押すなどの手を使った治療法)とプロのアスリートも使用している下記の機器を併用し、取り除きます。

アキュスコープ治療

アキュスコープとは

アキュスコープとは、人体が帯びている微弱な電気(微弱電流)を利用し、痛みの緩和、痛めた組織の修復、自己治癒力の促進を行う治療機器です。アキュスコープ自らが体内の電流に呼応しながら対応するため、本人が気づいていない体の不調にまでアプローチすることが可能です。
患者様にはあえて痛みのでる姿勢や動きをすることで、電気信号を発生させ、アキュスコープに読み取らせることで、より的確な電流を患部に流すことが可能になります。
アキュスコープを使ってみたいと遠くからお越しの方も多くいらっしゃいます。まずはスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

適応症

頚部痛、腰痛、関節痛、頭痛、不眠、鼻炎、便秘、めまい、生理痛、痛風、喘息、手術後の疼痛、骨折、帯状疱疹、坐骨神経痛、歯痛、ストレス、高血圧、器官の機能不全、じんま疹など

トムソンベッド治療

トムソンベッドとは

トムソンベッドとは、仰向けやうつぶせに寝ていただいた状態で使う施術用の機器です。体の歪みや骨盤矯正にも効果的で、体のバランスをよくし、姿勢やパフォーマンスをあげることに役立ちます。
ベッド自体がわずかに上下する仕組みとなっており、施術者が強く体を押さなくとも効果的に体にアプローチができ、痛みがないため、お子様からお年寄りの方まで幅広くご利用いただいています。
当院では基本的な施術テクニックに加え、竹虎整骨院独自のテクニックを融合させています。施術後の体の変化に驚く方も少なくありません。

スーパーライザー治療

スーパーライザーとは

スーパーライザーとは、近赤外線を利用した血行改善による、患部の症状緩和を促す治療機器です。近赤外線という言葉は聞き慣れないという方も多いと思いますが、体の深いところまで光が届くのが特徴で、神経系にも直接作用してストレスなどで緊張していた神経を平常な状態に戻す効果があります。
副作用がなく、安全な治療法なため、自律神経に不安を抱える方からスポーツでの疲労回復など、幅広い用途に用いられています。

適応症

頭痛、肩こり、めまい、肩・腰・膝などの関節痛、手足の血行障害、顔面神経麻痺、各種疾患の疼痛、自律神経失調症、更年期障害、不眠、冷え性、など。

ハイトーン(ハイチャージ)治療

ハイトーン(ハイチャージ)治療とは

ハイトーン(ハイチャージ)とは、電流の強さと周波数を同時に変動させて、全身の細胞を活性化させる画期的な治療技術です。人体でエネルギーの生産源となるのがすべての細胞に存在する「ミトコンドリア」なのですが、ハイトーン(ハイチャージ)治療により、ミトコンドリアの動きが活発になり、エネルギーが作られ、疲れにくい体に繋がります。
全日本女子バレーボールチームも使用していることで有名です。

適応症

肩こり、腰痛、ひざ、捻挫、骨折、挫傷、全身の疲れ、むくみなど。

実際の治療事例

アスリートならではの悩みを解消するために、スポーツ治療の技術は発達しました。
野球やサッカー、テニス、バスケットボールなど、あらゆるスポーツでスポーツ医療は有効です。
怪我をしたからといって、全てをあきらめることはありません。
スポーツ医療であれば“絶対安静”以外の選択肢をご提案できる可能性があります。

テニスプレーヤー(女性)

テニスコーチを務める、ベテランのテニスプレーヤーが当院にいらした時の話です。彼女は長年膝の調子が悪く、有名なテニスの大会前に膝の半月板を怪我してしまいました。大会まで1ヵ月半しか時間がなく、病院からは“絶対安静”という選択肢以外は貰えませんでした。ですが、アスリートは試合に出るだけでなく、感覚を忘れないように練習を続けなければ勝てません。そこで彼女はスポーツ医療を受ける決心をしました。

当院でスポーツ医療を受け、練習にはテーピングで補助して炎症をなるべく抑えながら参加。彼女を動かしていた原動力は、過去の大会で優勝を逃した悔しさでした。無事に大会に出場でき、テーピングを巻いた膝で長時間戦い続け、ついに念願だった優勝を勝ち取りました。

体操選手(大学生/女性)

体操選手の大学生が当院にいらした時の話です。彼女はインターカレッジで優勝経験があり、連覇をかけて練習に力を注いでいました。ですが、着地に失敗して大会の2ヵ月前に両足を脱臼骨折する酷い怪我を負いました。階段の上り下りすら苦労する状態で、病院では安静にする以外にありませんでした。周りの誰もが諦めていましたが、彼女だけはベッドの中で黙々と筋トレを続けて諦めていません。御両親からその話を伺い、なんとかしてあげたいと思いました。

彼女には1日2回通院してもらってスポーツ医療を受けてもらいました。当院に朝に訪れ、学校の練習後にもう一度訪れる日々を続けた結果、個人戦の出場は無理でしたが、団体戦で足に負担がかからない競技に出場して、団体として優勝することができました。

※効果には個人差があります。