NATURAL
インフルエンザにご注意!
2009.02.01
寒さも一段と厳しくなってきました。あちらこちらで風邪やインフルエンザにかかった話を聞きます。
今回は、流行しているインフルエンザの情報をお伝えします。
インフルエンザは法律で定められた感染症
インフルエンザは国民の健康に大きな影響を与えるおそれがある感染症の一つとして、
法律(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)で「五類感染症」に定められています。
一類感染症…エボラ出血熱、ペスト等
二類感染症…SARS、結核等
三類感染症…O-157、コレラ、腸チフス、
パラチフス、細菌性赤痢等
四類感染症…黄熱、狂犬病、炭疸、マラリア等
五類感染症…インフルエンザ等
インフルエンザとかぜ(普通感冒)のちがい
インフルエンザとかぜ(普通感冒)とは、原因となるウィルスの種類が異なり、通常のかぜ(普通感冒)はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38~40度の高熱が出るのが特徴です。さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。
また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。
1.栄養と休養を十分にとる
体力をつけ、抵抗力を高めることで感染しにくくなります。
2.人ごみを避ける
病原体であるウィルスを寄せ付けないようにしましょう。
3.適度な温度、湿度を保つ
ウィルスは低温、低湿を好み乾燥しているとウィルスが長時間空気中を漂っています。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。
4.外出後の手洗いとうがいの励行
手洗いは接触による感染を、うがいはのどの乾燥を防ぎます。
5.マスクを着用する
ハイリスク群(注1)など、どうしても予防が必要な方はマスクを着用しましょう。せきやくしゃみからの飛沫から人に感染するのを
防ぐ効果もあります。
注1
ハイリスク群をご存じですか?
インフルエンザに感染すると、重症化や合併症を引き起こす可能性の高いグループのことで下記の方が当てはまります。
○65歳以上の高齢者
○妊娠28週以降の妊婦
○慢性肺疾患(肺気腫、気管支喘息、肺線維症、肺結核など)
○心疾患(僧帽弁膜症、鬱血性心不全など)
○腎疾患(慢性腎不全、血液透析患者、腎移植患者など)
○代謝異常(糖尿病、アジソン病など)
○免疫不全状態の患者
ハイリスク群に当てはまる人は日ごろから予防を心がけるだけでなく、重症化を防ぐ為にも医師と相談のうえワクチンを摂取することが望ましいと考えられています。また、ハイリスク群の方本人だけでなく、ご家族や周囲の方も予防とインフルエンザにかかっ
たら早めの処置をすることが大切です。
『エチケットマスク』という言葉があるように、人に優しい配慮をすることも、大事な予防だど思います。
インフルエンザの疑いがある方は自己判断せずに早めに医療機関に行きましょう。
風邪予防の為の食事
免疫力や抵抗力を高めるためには、栄養バランスが良く、温かい食事をとることが大切です。体を温める作用のある食べ物もおすすめです。
≪体の免疫力を高めるもの≫
◎良質のたんぱく質ーしっかりした体を作り、維持する。
(肉、魚、卵、豆、豆製品、乳、乳製品等)
◎ビタミンA,,カロチンー皮膚やのど、鼻の粘膜を強くして、細菌やウィルスの侵入を防ぐ。
(レバー、卵、うなぎ、かぼちゃ、ホウレンソウ等の緑黄色野菜)
◎ビタミンc-免疫細胞を増やし回復を早める効果もある。
(苺、伊予柑、みかん、じゃがいも、さつまいも、白菜、等)
≪体を温める効果があるもの≫
◎ビタミンEー血行を良くする作用がある。
(かぼちゃ、アボカド、赤ピーマン、ホウレンソウ、玄米、アーモンド等)
◎その他・体を温める食品
(にんにく、しょうが、赤唐辛子、ねぎ類、しいたけ、根菜類等)
にんにく、ホウレンソウ、鶏ささみのグラタン
体を温めるにんにく、ビタミンA・Eのあるホウレンソウ、タンパク質の鶏ささみが入った風邪予防にいいグラタンです。
にんにくは、1度牛乳で柔らかくなるまで茹でましょう。ホウレンソウもあくがあるので熱湯で下茹でします。ささみは臭みを消すために、塩、こしょう、酒をふりかけておきましょう。ホワイトソースの中に、にんにく、ホウレンソウ、ささみを加え混ぜ、器に入れます。その上にチーズを散らし、250度のオーブンで10分~焼きます。ホワイトソースは缶詰でもOKです。グラタンは、焼き色をつけたり、皿の焦げた部分をこそげとるところから名づけられたお料理です。しっかり色付くまで焼きましょう。