NATURAL

News Letter No.121

2018.04.17

受付の吉田です。私事でありますが、3月4日に第26回柔道整復師国家試験を受験致しました。結果は、合格することができました。その為、無事に春から社会人としてスタートすることが出来ることになりました。この場をお借りしてご報告させて頂きます。僕は、大学2年生の3月から約2年間、竹虎接骨院で働かせて頂きました。この2年間で、竹虎接骨院の皆様、患者様から沢山のことを学ばせて頂きました。そして、働いていながらも、楽しい時間を過ごすことができました。至らぬ点もあり、ご迷惑をおかけしてしまったこともありますが、温かく見守って下さりありがとうございました。この竹虎接骨院を離れるは寂しい気持ちがありますが、それと同時に新しい社会に飛び込む不安と楽しみがあります。今年の書初めで、「試」という字を選びました。試験が終わったので、次は新しい環境で自分なりに試行錯誤しながらやって行きたいと思います。弱った時には、元気をもらいに接骨院にお邪魔しますので、その際はよろしくお願いします!短い間でしたが、本当にありがとうございました。
 

網様体賦活系(通称、RAS)

 
「RAS」というのは、哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きだ。RASの働きがなければ、人は生物として生きていけない。私達がつねに眠ったり目覚めたり、呼吸したりできるのも、心臓が一定のリズムで動くのも、実はRASのおかげだ。それだけではない。行動しようという意欲や性欲が起こるのも、お腹がすいて「食事にしよう」と思うのも、体内の老廃物が排出されるのもRASの働きがあるからだ。RASの「GPSシステム」と「検索エンジン」の脅威の力RASにはGPSシステムが備わっている。GPSがあれば、町中の道路を知り尽くしていなくてもいい。自分がどこへ行きたいのか。それさえわかっていれば大丈夫。データを入れれば後はGPSが導いてくれる。道を間違えても正しい道に引き戻してくれる。そう行けば目的地にたどりつけるのかは、GPS衛星から送られてくる位置情報が教えてくれる。RASはこのGPSとそっくり同じ働きをする。GPSシステムがあるとき大事なのはどこへ行きたいかであって、どうすれば行けるのかを考える必要はない。RASもそうだ。目標さえ決めれば、RASはそこへたどりつくための情報を片っ端から集め始める。道を間違えてもすぐに行くべき道を教えてくれる。あとは任せればいい。頭のなかで考えたことを、心から信じられるなら、人はそれがどんなことでも達成できる。
ナポレオン・ヒル (1937年)参考文献 ブレイン・プログラミング アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著

 

とら食堂

こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
えびのクルトン揚げ

 
材料(4人分)
えび…殻をとって200~
250g
溶き卵…大2
酒…小2
塩…小1/4
しょうが…1片
コショウ…少々
片栗粉…小2
食パン…12枚切りを5,6枚
揚げ油…適量

 
作り方
①しょうがはすりおろしてしょうが汁を作る。食パンは、耳の部分を落とし、7,8ミリの小さい、さいのめ切り。
②海老は殻をむき、背ワタをとり、包丁でざっと刻んだ後にすり鉢ですりつぶす。粗すりつぶすことで食感が残っておいしい。
③すった海老の中に、塩、こしょう、しょうが汁、酒、溶き卵を順に加えて良くすり混ぜる。最後に固さを調整しながら片栗粉を加える。
④③の生地を3センチ位の大きさに丸め、周りにパンをつけていく。ボウルやバットの中に食パンを入れ、その中で生地をコロコロと転がしてから、手で軽くにぎり固めるときちんとつく。
⑤揚げ油をやや低めの160℃位に温めておく。鍋が半分位空いている位まで海老を入れ、こんがりとお揚げる。
⑥塩、コショウやケチャップ、チリソース、スウィートチリソースなどと合います。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

 
急に耳が聞こえなくなったら

 
急に聞こえが悪くな る場合にはいくつかの可能性が考えられます。耳垢(みみあか、じこう)を押し込んでしまい耳栓のようになってしまった、飛行機に乗っていて中耳炎になってしまったなどです。これらは通常は確実に治すことができます。しかし、我々が心配するのは突発性難聴というある日突然、片方の耳または両耳の聞こえが神経(内耳)の方から悪くなる病気です。この病気には緊急性があります。朝起きたら、バスから降りたらなど、何か特別なことをしたというわけでもないのに急に耳の聞こえが悪くなり、耳が詰まった感じ、耳鳴りがしだしたというときは要注意です。診断は、鼓膜をみて耳垢や中耳炎などがないかを確認し、聴力検査の結果と経過から行っていきます。内耳の蝸牛という音のセンサーの部分と、三半規管という身体のバランスをみる部分はつながっているので、めまいも一緒に起きることがあります。原因はまだわかっていません。神経(内耳)から生じる難聴は治せないものが多いですが、この病気は原因がわからないにもかかわらず早期にステロイドという薬を使うことで治せる可能性があります。基本的には2週間以内(できれば1週間以内がよいと思います)に治療を開始する必要があります。そのため緊急性があるのです。それでも回復しない場合があります。1か月を過ぎてしまうとこの治療の効果も期待できなくなってきます。治療後は、聴力の経過を最低でも半年はみていきます。治療後半年ほどは回復する可能性があることと、実は他の病気が隠れていて、しばらくしてその病気がはっきりしてくることがあるからです。突発性難聴では1度回復すればその後、聴力がまた悪くなることはないのですが、徐々に聴力が低下してくるという場合には聴神経にできる腫瘍(聴神経腫瘍)などを考える必要があります。急に聞こえが悪くなったら、しばらくしたら治るだろうと思わずに、できるだけ早く耳鼻科を受診してください。
1. Stachler RJ et al. Clinical PracticeGuideline Sudden HearingLoss. Otolaryngol
2. Head Neck Surg. 2012;146(1S):S1-S35.2.立木 孝:EBMからみた突発性難聴の臨床, 金原出版, 東京, 2005.