NATURAL

からだとこころのためのちょっといい話

2012.04.01

寒かった冬もようやく終わりを迎え、桜が花を咲かせる季節となりました。今年は、気候が不安定ですので、体調を崩さぬよう、お体ご自愛下さい。

 
先月の終わりに、患者さんから紹介をしていただき、ある外科医の先生の講演会に行って来ました。先生の名前は、郷仁(ごう めぐみ)医師といいます。北海道放送のテレビ番組で「現代の南方仁先生」と紹介され、外科医ながら自然治療を取り入れた独自の施術を実践しておられることで著名です。北海道江別市の郷医院には、あらゆる病気の方が遠方から来院されます。テレビやラジオにも出演し、講演で全国を飛び回るスーパー町医者。その郷先生が、健康、自然療法、ことばの処方箋、笑の医力など、日常生活で活かせる健康法を楽しく伝授して頂きました。

 
郷先生は、「私にとっての医療とは、からだとこころの苦痛や不安を小さくして、心地好さや安心を大きくし、よろこびを深く感じてもらうこと」と、おっしゃっています。元気なカラダとココロの三原則は、①深呼吸②静電気除去③笑顔で感謝です。深呼吸は、副交感神経を優位にし、リラックスさせる効果があります。人の体は電流がちゃんと流れて元気なのです。精神的ストレスや、肉体的ストレスで体の一部が酸性化すると、そこにはプラスの静電気がたまってしまいます。それで、痛い、痒い、しびれる、色んな病気を作ってしまいます。

 
だから、静電気を除去して正常化させることで、元気になります。笑顔になると、体がゆるみ、緊張が解け、からだと心が喜ぶ心地好さを感じることで、生命力・治癒力を高めることが出来ます。

 
私達の細胞(からだ)は、たくさんのミトコンドリア達で満ちています。このミトコンドリアもDNAを有している生物の一種です。細胞(からだ)
の生命力・治癒力の根源的なエネルギーは、ほぼ100%近く、ミトコンドリアが中心となって作っています。それが「ATP」という物質です。これをたくさん作る為に細胞(からだ)達は必要なものを取り込みます。酸素、糖質、ミネラル、酵素などです。そして「ATP」や「エネルギー」を産生した後に、不要になった二酸化炭素や様々なものを細胞外に出してしまいます。(自然界はそれをまた再利用します。)また、この「ATP」を作るときの化学反応が適切にそして効率よく行われるためには、恒常的に36℃~37℃の温度(体温)を保つことも大切です。つまりまとめると、私達が「元気に生きる」ということは「ミトコンドリがが元気に生きている、そんな体内環境を創造すること」なのです。深呼吸して、リラックスと笑顔で元気に生きましょう!!郷先生が教えてくれた言葉の処方箋です。素直な心で いつも笑顔で ありがとう お陰さまで 全てが私の力になる 全ては在りのままにある全ては成るように成る。

 

とら食堂 〜ブロッコリー〜

 

前回、フィトケミカルをご紹介しました。フィトケミカルは、野菜や果物に含まれる、色素、香り、苦味、辛味などの成分。活性酸素を取り除くことに効果的で、がん・動脈硬化・アルツハイマーなどの病気を予防してくれるという。今、フィトケミカルは第7の栄養素として、注目されていると、紹介しました。

 
フィトケミカルの王様にブロッコリーがあげられます。フィトケミカルが200種類以上確認されています。有名なものとしては、βカロテン、ルテイン、スルフォランなどがあります。ブロッコリーの苦味成分に、病気の予防効果があるといいます。

 
ブロッコリーはまた、レモンやピーマンを超えるビタミンCが含まれており、メラニン色素の沈着を抑制し、シミなどを防ぐので美肌効果が期待出来ます。体内のインスリン分泌を促進し、糖尿病を防ぐクロム、血圧を下げる働きのあるカリウム、貧血を予防する、鉄、カルシウムと、カルシウムの摂取を助けるビタミンKなどを豊富に含み、生活習慣病の予防のためにもおすすめなので積極的に摂りましょう。