NATURAL
自覚のない“ 冷え・低体温” も要注意! !
2012.06.01
最近、気温の変化が激しく、風が強く吹いたり、突然夕立があったりと不安定な気候が続いています。体調管理には、くれぐれも気をつけて下さい。
今回は、冷え体質の方は良く読んで下さい。体温1度の差が万病を生む昔から体を冷やすな、ということは良く言われています。特に妊婦さんは足やお腹を冷やす恰好をしているとお姑さんに叱られたものです。また体温が37度になった途端「熱が出た」と言ってすぐに薬を飲む方はいますが、36度を切って騒ぎ出す方はいません。今回は36度にも満たない体温の方を問題視して考えてみます。なぜなら体温が正常範囲より低い状態(低体温)が、あらゆる病気や症状の原因となり、回復の妨げとなっているからです。日本人の基礎体温は50年前と比べて約1度下がっています。このことが先端医学の発達した現代でなお、あらゆる病気が増え続けている原因の一つと言われています。体温が36.5度以下になると、自覚できないものも含めていろんな悪影響が出てくると言われています。それに低体温は血行障害を引き起こし、極度の部分冷えにもつながります。そうなるとどんどん悪循環になり、お風呂で温まったくらいでは基礎体温が上昇せず、病気やアレルギーの温床になりやすくなります。
体は絶対に冷やしてはいけない物質はなんでも冷やすと固くなる性質があります。水を冷やすと氷になり、油を冷やすと柔軟性がなくなり、ドロドロになります。ゴムも冷やせば固くもろくなります。人間の体も冷えを放置していると、免疫機能が正常に働かなくなったり、血行が阻害され循環障害がおきたり、代謝の悪いところ(冷えている所)は固くなると言った事が起こってきます。体温が1度下がると免疫力は30%低下すると言われていますが、逆に体温が1度上昇すると驚くべき事に免疫力が500~600%アップ、つまり体温が1度上がるだけで免疫力は5倍から6倍も高くなるのです!体温を上げることで、人はストレスに強く、病気になりにくい健康な体を維持することが出来るのです。健康体の平熱は何度か知っていますか?健康な人の平熱は、36.8度∓0.34度。つまり、36.5度~37.1度の間が健康体の体温です。(ちなみに、院長の私は、36.5度です。)
チェックしてみよう
□風邪をひきやすい
□冷え症だと思う
□アトピーや喘息などアレルギー体質
□汗をかきにくい(かいても頭や顔が中心)
□エアコン管理された室内に長時間いる
□37度の熱でもだるく感じる
これらにひとつでも該当した方は、体温が低めではありませんか?
では体温を恒常的にあげる良い方法とは?
①筋肉を鍛えること②ストレスを減らすことこれらが自分で出来る体温を上げる主な方法となります。当院で何度か紹介させて頂いた光線浴は現在でも医療機関で研究と臨床が行われている安全で信頼できる療法です。これも体温を上げる方法として有効とされています。体温を恒常的に高くすることは病気の人を健康に、体調のすぐれない人を元気に、そして健康な人はより美しくなる「万能の健康メソッド」なのです。
とら食堂 〜トマト〜
前回に続いて、フィトケミカルが豊富な野菜の紹介です。トマトには、109種類のフィトケミカルが含まれているそうです。色が濃い方が、抗酸化力が高いと言われています。トマトのフィトケミカルは、活性酸素を取り除いて血をきれいにし、毛細血管を強くすると言われています。また、紫外線から肌を守るという実験結果もあります。紫外線が多くなるこれからの季節、是非摂りたい野菜ですね。
トマトと豆腐のカプレーゼ風
トマトとしっかり水切りしてセルクルで丸くくりぬいたお豆腐、バジルを重ねました。バルサミコ酢、オリーブ油、塩、こしょうで仕上げました。
トマトの豆腐ドレッシングのせ
薄切りしたトマトの上に、豆腐、塩麹、ゴマ油を混ぜたドレッシングを乗せました。
トマトと卵の炒めもの
サラダ油に潰したにんにくを入れて、香りが出たら、溶いた卵と塩麹を加え、さっと炒めます。そこに、トマトを加えさっと炒めて出来上がり。