NATURAL

News Letter No.73

2014.04.01

最近ようやく温かい日が続くようになり街中では桜が咲き始め春の訪れを感じるとともに、くしゃみが立て続けにとまらない津田が今月のニュースレターを担当します。

 
ぼくを含めみなさんもそうだと思いますが、日本人って本当に桜が大好きですよね!? 天気予報で開花予想や桜前線などが報道され、いつ咲くか咲かないなど皆に待ちわびられ、生活の話題になるのは日本だけだと思いますし、その1つの樹木の花が咲いたことで、全国の人々が
喜びを感じられるのも、おそらく世界中探しても日本人だけではないかと思います。

 
「全国お花見調査」では、「日本の春を象徴する桜を好きですか?」という質問に対して、85%の方が「とっても好き」、14%の方が「まあまあ好き」とし、あわせると99%となり、ほとんどの人が「桜が好き」と回答されたそうです!!(「とっても好き」と回答した割合が1番高かったのは宮城県の90%だそです。宮城県出身の方、どうしてですか!?)

 
なぜそんなにも桜は日本人の心を惹きつけるのでしょう? 桜は、いにしえより日本の生活に深く関わっていたそうです。科学的に温度観測ができなかった頃、田植えや種まきをする春の訪れれを、桜の開花を指標にして行われていたそうです。

 
諸説あるそうですが奈良時代や平安時代より、すでに桜の下でお花見も行われていたそうです。

 
そして、1年間耐えしのんで一斉に咲いたと思いきや、わずか1週間前後で一斉に散ってしう、そんな儚さにも、日本人の心を惹きつける何かがあるのかもしれませんね。

 
そんな桜やお花見は、日本の誇れる独自の文化ですね。

 
当院周辺の都筑区にも、公園や遊歩道ぞいにも、多くの桜が点在していますので、お体の健康の為にも、ウォーキングやランニングなどしながら、1年の中のわずか1週間ほどしか出会う事の出来ない儚い桜を楽しんでみて下さい。ちなみにぼくの住んでるアパートの隣りにも、サクランボなる桜の木があるのですが、実がなる頃になると、どこからともなく小鳥たちがやってきて、なぜか決まって毎年うちのベランダだけに種の混じった糞をしていきます…
 
これも、もしや桜の不思議の1つですかね?
ベランダ掃除がんばります!!

 

とら食堂

 
こんなごはん、あんなおやつ、皆さまのおすすめレシピも教えて下さいね。

 
MENU かぼちゃクリーム ラムレーズン入り

 
材料 (4人分)
かぼちゃ…正味150g
クリームチーズ(kiri)…2個
マヨネーズ…小2
ラム酒漬けのレーズン…大1
生ハム…2枚
塩・コショウ…適量

 
作り方
①クリームチーズは室温で柔らかくしておき、マヨネーズと合わせておく。
②かぼちゃは3CM角に切って、竹串がすっと通るまで、蒸し器で加熱する。熱いうちにフォークの背などを使って粗くマッシュする。
③②に①を加えて、塩・コショウで味を調えて、レーズンを加える。ラムレーズンが入った大人味のサラダです。クラッカーなどにのせて食べると美味しいですよ。

 

なかがわ耳鼻咽喉科 院長福元晃先生のコラム

 
薬剤耐性菌について
4月から診療時間が変わりました。詳細は、院内掲示、HP、FBでご確認下さい。患者さんの声を大切にし、心を満たす施術、対応を心がけていきます。診療内容もより充実をはかっていきます。近年、薬剤耐性菌が話題となることがありますが、お子さんでよくみられる中耳炎でもまた耐性菌が問題となっています。日本では1990年代から耐性菌による難治性の中耳炎が増加しています。耐性菌が原因となっている中耳炎では、抗生剤の量を増やしたり、それに適した抗生剤に変更するなどの対応が必要となります。中耳炎を起こす主要な細菌の一つである肺炎球菌では、1994年の全国サーベイランスでは高度、また中等度のものも含めると83%が耐性化していました(1)。多少の変動はありますが、2012年まで、ほぼ同様の割合で耐性化がみられています。中耳炎を起こすもう一つの主要な細菌であるインフルエンザ菌でも耐性化がみられ、それは1994年では18.3%であったのに対し、2012年では66%と増加してきています。

 
それに対し、北欧などでは耐性化が低いとされ、例えば、デンマークの1996年から1999年の期間で中耳炎の子供を対象とした研究では肺炎球菌の耐性化は4%、インフルエンザ菌の耐性化は11%ほどです(2)。これだけの差がなぜ生じるのかわかりませんが、この論文の研究者はその理由として、デンマークでは抗生剤の使用が少ないこと、ペニシリン系の薬を標準的な治療として用いていることなどを挙げています。抗生剤の適正使用が重要なのでしょう。

 
(1) 小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版
(2)Nielsen HUK et al.Nasopharyngeal pathogens inchildren
with acute otitis media in a lowantibioticuse country. Int J Pediatr
Otorhinolaryngol.2004;68(9):1149–1155