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ふくらはぎの筋肉を和らげる方法

2019.10.25

以前こんな方がいらっしゃいました。

 

 

長時間立っているとふくらはぎの筋肉が緊張してきてパンパンになってしまい困っています!

 

 

このような同じ症状が出たことは皆さんありますか?

 

 

ふくらはぎは第2の心臓と言われるくらい人間にとって大事な部分で、心臓から全身に送られてきた血液を筋肉の収縮、弛緩(緩まる)によって心臓に戻すポンプ作用の役割を担っています。

 

 

ですので、ふくらはぎの筋肉がパンパンに緊張してしまうと、筋肉がうまく収縮、弛緩できなくなってしまい血液をうまく心臓に戻すことが困難になってしまいます。

 

 

そうすると、ふくらはぎ全体が冷えてしまったり、浮腫みが出てきてしまったりして筋肉の張り以上に困難な状態に陥ってしまう事もあります。

 

 

この状態から抜け出すには、まずどんな状態の時が一番筋肉の張りを感じるのかを考えていき、今回の場合ですと長時間立っている状態の時の方が、筋肉の張りを感じます。

 

 

では、まず立ち方の問題なのではと思い立ち方を見てみると、その患者さんは体全体が前重心になっていて、つま先に体重が乗るような立ち方だったのです。

 

 

本来、ふくらはぎの筋肉がどうしたら働くのかと言いますと、踵を上げる動作をするとふくらはぎの筋肉が収縮します。要はつま先に体重が乗った状態にならないとふくらはぎの筋肉は収縮しないのです。

 

 

この患者さんの場合ですと、立った状態で常につま先に体重が乗っている状態なので、立っている時はずっとふくらはぎの筋肉が収縮している状態になります。

 

 

なので、ふくらはぎを柔らかくほぐしたり、ストレッチをしてもその場は楽になりますが、筋肉が収縮してしまっている状態が長いのでパンパンに張ってきてしまったのです。

 

 

ではここで、どういう風に改善したのかと言いますと、つま先に体重が乗っているのを踵重心にしただけです。とても簡単です。(笑)

 

 

ですが、この意識の違いで現に患者さんのふくらはぎの張り感は取れていき今は特に気にすることなく生活できています。

 

 

普段当たり前にやっている動作、姿勢を意識してみるだけでも全然違いますので、体の事で何か困っている所がありましたら、少し意識を変えてみても良いかもしれないです。

 

 

この意識というのがいまいちわからないと感じるようでしたら、是非ご指導させて頂きたいと思います。(笑)