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肉離れで気づいた事 ~肉離れだ!と思ったらまずやる事~
2019.09.10
この3、4カ月で当院に肉離れの患者さんが多く来院されます。
テニスをやられている方が比較的多いのですが、他のスポーツではサッカー、陸上競技、水泳などのスポーツをやられている方が当院ではよく来院されて、
それぞれ肉離れを起こした筋肉も違えば、重症度も違いますし、1週間、2週間後に試合を控えている選手もいれば、試合の予定が全くない方もいて、
試合の予定などで心理状況が全然違うと怪我の治るスピードも違ってくるのですが、
これらを一旦全部置いといて、自分がもし肉離れをおこしてしまった、あるいは肉離れかもしれないと思ったらまずやってほしい事があります。
それは、受傷したら1分1秒でも早く冷やすという事です。
当たり前の事で皆さん知っているとは思うのですが、実際知っているだけで怪我してすぐ痛めた部分を冷やす人ってあまりいないんですよね。
なぜこんな当たり前の事を言うのかというと、大きく2つあります。
1つ目は、上記に書きましたが、知っているだけで実行している人があまりにも少なすぎるといのが1つ目で、
2つ目は、怪我してすぐ冷やすと冷やさないのでは、その後の怪我の経過、回復スピードが明らかに違うからです。
当院に来院される患者さんの中で、同じ肉離れでも早く良くなる方もいれば、良くはなってるが緩やかに良くなっている方がいます。
なぜなのだろうと思い肉離れをされた患者さんに細かくお話しを聞いた所、
早く良くなった方は怪我した直後、なるべく早い時間帯で冷やしていて、良くなるのが緩やかな方は怪我した次の日に冷やしたり、シップなどを貼って実際に氷などで冷やしていなかった、という事がわかりました。
先程も書きましたが、もちろん怪我した場所、重症度、心理状況で違いますが、すぐ冷やすか冷やさないかでその後の経過が全然違います。
では、なにで冷やすのかと言いますと、ベストは氷が一番良いですが、なければ保冷材をタオルで包んで冷やしても良いです。
今回、肉離れで来院される方が多いので肉離れを例にしてお話ししましたが、捻挫も同じです。
怪我した直後にいかに早く冷やす事が出来るかで本当に変わってきますので、皆さんもしやってしまった!と思ったらすぐ冷やしてみてください。