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ジャンパー膝

2019.02.21

ジャンプが多いスポーツ競技に発生しやすく、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、陸上競技に多いです。

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引用元:腰痛オンライン

 

太ももの前にある大腿四頭筋は膝蓋骨を包んで膝蓋腱に移行し、脛骨粗面に付着します。

この膝蓋腱に繰り返しの負荷がかかり、痛みが発生します。

 

ジャンプやその着地動作で大腿四頭筋の働きが大きくなり膝蓋腱への負荷が増大します。

単発な大きな力ではまだそんなに痛みが出る可能性は低いですが負荷が繰り返され過剰になると痛みを生じます。

 

症状

ランニング、ジャンプ動作で主に痛みが生じ(大腿四頭筋が収縮を起こすため)、膝蓋骨の端(膝蓋腱の始まり)を押すと痛みが出ます。

症状が軽い時はスポーツ後に少し痛みが出るくらいですが、症状が悪化すると、スポーツ中、日常生活(特に階段昇降時)でも痛みが出てきてしまいます。

 

治療

通常保存療法が行われ、大腿四頭筋の固さや、炎症を起こしている膝蓋腱に対して、物理療法、手技療法を用いて治療をしていきます。

当院では、ジャンパー膝の患者さんは膝単体で曲げ伸ばしをしている方が多く、股関節、骨盤の動きが固く、うまく動かせていない方が多いので、

お尻の筋肉に力を入れさせるように意識させるように運動指導を行っています。

簡単に説明しますと、膝を曲げる動作というのは、膝を曲げると同時に股関節も動くようになっていて膝単体で曲げてしまうと膝に100%の負荷がかかってしまいまが、

その負荷を股関節に50%分散してあげると数字上でも負荷が半分になり、臨床上でも痛みが軽減していくことが多いです。

股関節が動くようになると更にメリットがあり、膝周辺の痛みが出にくくなる、バスケのディフェンスでの切り替えしの動きが速くなる、バレーボールでのジャンプ力が高くなるなど競技パフォーマンスを上げるには必ず意識したい関節の一つです。

 

膝に痛みが出て、そこを治療するのはもちろんですが、なぜ痛みが出たのかを考えるとやはり痛みが出る動作を確認し、

体全体を見ていった方が問題は解決されやすいと思います。

 

ジャンパー膝でお困りでしたら、ぜひ当院にお問い合わせください。