Blog

シンスプリントの原因と治療法

2019.06.22

陸上競技やバスケットボールなど走ったり、飛び跳ねたりする競技に多く発症し、運動時に痛みが顕著に出ます。

 

 

中学生、高校生に多く性差はあまりありません。

 

 

別名、脛骨過労性骨膜炎とも言い、脛骨(スネの骨)の疲労骨折とほぼ同じような部分に痛みが出ますので注意が必要です。

 

 

原因

 

陸上競技やバスケットボールの練習などで繰り返しのジャンプ、ダッシュなどをしてふくらはぎの筋肉を過剰に使い過ぎると、

ふくらはぎの内側下方1/3の脛骨と脛骨に付着するふくらはぎの内側の筋肉に痛みが出ます。

症状が出始めの時は、動き始めの時に鈍痛がありしばらく動き続けると痛みが無くなるのでそのまま競技練習を続行してしまう方が多いですが、

症状が悪化すると安静時でも痛みが出てきてしまいますので、痛みが出始めた時からすぐ治療をしていくのがオススメです。

シンスプリントになる方は競技動作の中でふくらはぎの筋肉を単一で使っていることが多いです。

ジャンプ動作やダッシュ動作などは本来体の全身運動ですのでふくらはぎの筋肉を使うのはもちろんなのですが、ふくらはぎの筋肉を無意識に過度に使い過ぎていることが多い傾向があります。

ではなぜふくらはぎの筋肉を使い過ぎてしまうかと言いますと、つま先荷重になっている方が多いからです。

つま先荷重になると足首の底屈動作(足先を伸ばす方向)が入りふくらはぎの筋肉が収縮します。

競技動作でつま先荷重になっている方は日常生活でもつま先荷重になっていることがあるので常にふくらはぎの筋肉にストレスがかかっている状態が続くので、痛みを引き起こしやすいです。

 

治療法

 

まず練習後は必ずアイシングをして炎症症状を抑えます。

ふくらはぎの筋肉が緊張していることが多いので物理療法、手技療法などで筋肉の硬さを取り除いていきます。

そして一番重要なのが、原因の部分で記しました、つま先荷重にならないようにする(ふくらはぎに力がなるべく入らないようにする)ことです。

では、どのようにするかと言いますと、踵荷重にしてあげることです。

踵に荷重するようにするとふくらはぎに筋肉が入りずらくなりますので、競技動作をしている時は難しいですが、日常生活をしている時は意識する事はできると思いますので、極力踵荷重を心がけた方がふくらはぎの筋肉にストレスがかかりにくくなりますので日頃から心がけておきましょう。

 

 

予防法

 

運動後などふくらはぎの筋肉の緊張が高い時などはストレッチやマッサージなどをして筋肉の硬さを取り除いてあげ、

なぜふくらはぎの筋肉が硬くなるのかというのを考えると、治療法の部分でも記しましたが、つま先荷重を踵荷重に切り替えたり、

踵荷重にする事で股関節も使いやすくなるように、体の使い方も一つの予防になりますので日々身体の動きを考えながら動かしてあげた方が、

痛みが出る可能性が低くなると思います。

 

 

まとめ

 

どの怪我や体の故障もそうですが、痛みが出る前に早く治療ができたり、予防をすると未然に痛みを抑えることができるので、

日々自分の体と会話しながら、スポーツや生活を送れると良いでしょう。

そして痛みがもし出てきてしまったら、自分でどうにかしようとせずなるべく早く医療機関で診てもらうか、

是非当院までお問い合わせください。