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ぎっくり腰の原因と治療法
2019.06.27
重い物を持ち上げようとした時、何かを取ろうと前に屈んだ時、咳払いをした時など、何気ない行動した時に突然ピキッと痛みが走り、
そこから動くことができなくなってしまったという経験はないでしょうか?
ぎっくり腰(別名:急性腰痛)は突然痛みが出てきてそこから一週間程動けなくなってしまう事が普通なのですが、
今回はなるべく早い段階で痛みが改善していく方法をお伝えしたいと思います。
原因
腰の痛みなので腰に原因があるのかと思いますが(もちろん腰が原因で痛みを出す事もありますが)ほとんどは腰に原因はなく、
大きく内臓、精神、筋肉の三つの要素があり、この要素のどれかが崩れるとぎっくり腰になる事が多いです。
そして上気三つのどれかが崩れぎっくり腰を発症すると、高確率でどちらかの側腹部(おなかの横)がガチガチに硬くなります。
これを防御反射と言い、ピキッとした痛みをまた出さないようにと体が無意識に反応し側腹部を硬め自己防衛機能が働いた状態になります。
この状態でいると、歩くときも腰の方に痛みが響いてしまい、歩くのも困難な状態です。
この状態を取り除いてあげるだけでも、帰る時の歩行がすごく楽になりますので次の治療の項目でお伝えしていきます。
治療法
ギックリ腰は一回目の治療の時はなるべくベッドに寝かさず立った状態か座った状態で治療をしていきます。
(寝ながら治療をする先生もいますが、起き上る時に痛みが強くなり防御反射が高まるため。)
そしてその状態で腹式呼吸(深呼吸)と少しずつの動作を入れていき防御反射が取り除けると歩行の時の痛みが大幅に軽減されます。
歩行時の痛みは大幅に軽減はできますが、体幹の前後屈、回旋などの痛みはまだ残ってるので痛みが落ち着くまでなるべく痛みが出る動作をせずに、
でも、動ける範囲で動いてあげた方が一番治りが早いです。(←難しいww)
防御反射が取れても前屈などの動作に痛みがある理由が炎症反応が腰に起きていて、48~72時間は炎症反応が起きている状態なので痛みが出やすいです。
この時期を超えると痛みは自然と良い方向へ向かっていきます。
二回目、三回目の治療からは実際に来院されて痛みの度合い、動ける範囲を診てからの話になりますが、炎症反応が収まり動けそうなのであれば股関節や肩甲骨、胸椎などの可動性関節の動きを出してあげて、腰にかかる負担を減らしてあげる治療をしていきます。
予防法
ぎっくり腰になりやすい方は圧倒的に腹圧が高まっていない状態が多く腹部周辺の筋出力が弱まっている可能性が多いです。
ですので、予防として多く取り入れているのは腹式呼吸を取り入れています。
腹式呼吸をする事によって腹腔内圧が高まり腹部周辺の筋出力が高まりぎっくり腰を起こしづらくなります。
この腹式呼吸プラス背骨の全体的な動き、ストレッチを入れながらの腹式呼吸を実践していき背骨の可動性も広げていきます。
※背骨の可動性を広げるストレッチはぎっくり腰以外に様々な疾患に役に立つので是非ブログを見ている皆さんにやって頂きたいです!(笑)
↑背骨のストレッチは実際当院に来ないと実践することが難しいですが腹式呼吸なら一人でもできますので、寝る前などに、大きく、ゆっくり10回ほど試してみてください。
まとめ
いつなるかわからず突然起こる症状で痛みも強いですが、焦る事はありません。
当院に来て頂ければ自分で歩いて帰れるぐらいまでには回復できますのでご安心を。
※上記の腹式呼吸、背骨のストレッチが知りたい方はぜひ当院まで!!!