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太ももの裏(内側)の肉離れの治療

2019.10.07

現在当院で9/29(日)に左太ももの裏(内側)に重度な肉離れを起こしてしまい治療されてる患者さんがいます。

 

 

10/1(火)に来院され、最初に来た時は松葉杖がないと歩けない状態でした。

 

 

整形外科の先生から約二か月は安静にした方が良いと言われたらしいのですが、本人には二か月も安静にしている時間がなく、約三週間後に学生生活最後の試合になるかもしれない大事な試合があります。

 

 

今まで頑張ってきた集大成が怪我で出れなくなるのはとても辛いと思いますし、試合に出れなかった事をずっと後悔していくことになるかもしれない。

 

 

そういう思いをさせたくはないなと思い、思い切って治療であることをしています。

 

 

それは、二か月安静と言われてましたが、積極的にガンガン動かしてます。

 

 

もちろん、ただガンガンに動かしてるのではなくて、アキュスコープを流しながら最小限の注意を払いながら動かしています。

 

 

でも、そうすることにより日に日に状態は良い方向へ向かっていって、今日来た時点で松葉杖を持ちながら歩いてきました。

 

 

肉離れの場合は、安静が良いと言われていますが、安静にしすぎてしまうと筋肉が固まってしまいますし、実際に動かしすぎると筋線維が傷つくのですが、動かしすぎない範囲でガンガン動かしますと、動かした後の方が動きもとてもスムーズになります。

 

 

あとは動かしたらまた肉離れを起こしてしまうんじゃないかという恐怖感が強くなりがちなので、その恐怖感が強くなってしまうとより筋肉が強張りやすくなりやすいので、恐怖感を自分の中で取り除くのも早く治す為の一つの役割です。

 

 

ここで、実際の肉離れを起こした部分の写真がお見せします。

 

来院二日目。

 

来院三日目。

 

来院四日目。

 

 

日に日に内出血が漏れ出てきて見た目はとても痛々しい感じですが、痛みは徐々に減ってきています。

 

 

内出血は出始めは濃い紫色をしていて、そこから周囲に拡散して範囲が広がっていき、濃い紫→薄い紫→黄色→肌の色という順番に吸収されていきます。

 

 

写真の三日目と四日目だと紫の濃さが四日目だと薄くなってきていて、紫の周りが黄色くなってきていますので順調に吸収されてきている証拠です。

 

 

あと二週間、少しでも良い状態にして、患者さんが試合に出れてよかった、やりきった、と言って頂けるように全力でサポートしていきたいと思います。