Blog
前かがみになった時の腰の痛み
2019.10.08
生活をしている上で結構な頻度で腰の前屈(前かがみ)という動作は多いと思うのですが、それに伴って痛みも多く出る動作だと思います。
例で例えますと、床に落ちたものを拾おうとした時や、洗面所で顔を洗おうとした時や、靴下を履こうとした時などに痛みが出てしまう事がありますよね。
なぜ痛みが出てしまうんだろう?というのを考えると様々な要因が考えられるのですが、今日は体の構造的な部分での痛みについて投稿させて頂きたいと思います。
まず、腰の前屈という動作は体全体が前に倒れますので単純に考えて腰の筋肉や関節が伸ばされます。
普通の方でしたら前屈しても痛みはないと思うのですが、前屈をした時に腰が痛い方は、筋肉や関節が伸張(伸ばされる)されると痛みを感じやすい状態になっていることが分かります。
※伸張性ストレスといって筋肉や関節が伸ばされたときに起こる痛みです。
ここで、ではどうしたら痛みが発生しないのかと考えると伸張させなければ痛みは出ない確率が高いということが分かります。
自分の筋肉や関節の痛みが出る仕組み(構造上)が分かったので、次は実際に何を(運動や体の使い方)すればよいのか。
まず一つは、筋肉や関節が伸ばされて痛いのであればその逆で筋肉や関節を収縮方向に誘導してあげた方が良いです。
腰の筋肉や関節を収縮方向に誘導していくためには、まず上半身が猫背の状態ですと腰の筋肉や関節が伸びてしまうので、しっかり胸を張り(胸椎伸展)肩甲骨を寄せます。
次に下半身(骨盤)は後傾になってしまうと腰の筋肉や関節が伸びてしまうので、後傾ではなく前傾方向に持っていきます。
引用元:腰痛ラボ
※上の図の右→骨盤後傾+猫背
上の図の左→骨盤前傾方向+胸椎伸展
そうしますと、しっかり腰の筋肉や関節が収縮方向へ誘導されて尚且つ骨盤が前傾になっていますので、股関節が動きやすい状態になりますので、前屈をする時もその姿勢をキープしたまま前屈することができます。
引用元:ガジェット通信
※上の図の右→姿勢をキープしていない前屈
上の図の左→姿勢をキープしたままの前屈
以前のブログでも投稿しましたが、腰の関節はあまり動かしたくない関節で、股関節、胸椎、肩甲骨は動かしたい関節です。
↓↓↓是非チェックしてみてください。
左図のように姿勢をキープしていると股関節が最大限に動かすことができますので、腰の筋肉や関節の伸張ストレスが最小限に抑えられます。
前屈時の腰の痛みは今回投稿させて頂いた事が全てではないですけど人間の体の構造上このような仕組みになっています。
前屈する時に腰に痛みがある方は是非試してみてください。