Blog

亜脱臼と脱臼

2024.11.22

こんにちは、竹虎接骨院です。

 

大谷選手、2024年のナ・リーグMVPおめでとうございます!

2年連続受賞の3度目だそうです。世界最高峰でこの活躍、脱帽です。

 

もう1か月弱前になりますが、MLBのワールドシリーズ ドジャースvsヤンキースの試合楽しかったですね~。

大谷選手、山本選手、入団1年目にしてワールドチャンピオンは、凄すぎです!!

両選手ともシーズンからワールドシリーズまで大活躍してチームに貢献されての優勝は、心を打たれました。

 

ただワールドシリーズ中の盗塁の際のアクシデントでの左肩の怪我は、気がかりでした。

報道されていた医療機関の診断結果は、亜脱臼とのことだそうです。

 


 

竹虎接骨院に来院されている患者さんたちからは、

「亜脱臼ってなに?脱臼とは何が違うの?」

との声が上がっていました。

 


 

脱臼とは、「関節を構成している骨が、本来の位置から完全または不完全に転位(ずれて)している状態」を言います。

 

骨の位置がどうなっているかで、二つに分類されます。

 

脱臼(完全脱臼)・・・関節から骨が完全に外れている状態。

 

亜脱臼(不全脱臼、不完全脱臼)・・・関節から骨がわずかに外れている状態。(わずかに外れたあと元の位置に戻っていることもある)

 

 

脱臼にしろ、亜脱臼にしても関節から骨が一度外れた状態ですので、関節を構成する組織が激しく損傷してしまいます。

*関節を構成する組織・・・軟骨組織や関節包、靭帯、関節唇、筋・腱などの軟部組織。

また、脱臼した際に骨折を伴うケースもあります。

 


 

大谷選手は、亜脱臼との診断で、さらには関節唇損傷などもしていて手術したそうです。

ですので、亜脱臼だから、軽症・軽傷ではないと思った方がよいかと思います。

 


 

また関節損傷の中には、捻挫も含まれております。

 

捻挫は、骨と骨の間(関節)に起こる急激な捻じれで、関節周囲の靭帯や筋・腱、関節軟骨などの損傷を伴います。

 

脱臼と違うのは、骨が関節から外れてはいないことです。

 

捻挫も軽症(軽傷)と、思われがちですがそんなことはありません。

程度にはよりますが、軽いものでも損傷はしておりますので、

放置するのは回復が遅れたり、痛みなど長期に残存するケースもありますのでご注意を!!

 


 

脱臼・亜脱臼・捻挫は、関節の損傷であり、違いは関節の状態にあります。

今回は、ワールドシリーズで亜脱臼をし、手術をされた大谷選手ですが、

来年は回復して投打で活躍できることを楽しみに待ちましょう!!

 


 

当院でも、脱臼、亜脱臼、捻挫などの怪我の施術をしております。

患部の早期回復を目指し

アキュスコープ(組織の修復をはかり痛みを引かせる微弱電流機)

スーパーライザー(血行を改善し痛みと腫れを引かせる近赤外線)を用いた施術をしております。

 

また必要性がある場合、専門医療機関(整形外科)をご紹介し連携をはかっております。

 

怪我をした場合、竹虎接骨院にご相談ください。