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肉離れ

2019.01.23

肉離れ。

経験したことある人は知っています。

人によっては寝れないぐらい痛みが出ることがあり、痛みが引くまで歩くのも辛い日々が続きます。

 

肉離れは主に下腿三頭筋(ふくらはぎ)の内側中上1/3部とハムストリングス(もも裏)の内側中上1/3部に多く発生し、

その部分を押すと痛み(圧痛)があり、時には断裂部の陥凹を触れることもあります。

筋肉が収縮しながら伸張される(伸ばされる)動作が一番肉離れを起こしやすい動作(遠心性収縮)と言われています。

 

肉離れのレベル

Ⅰ度→筋肉、筋膜、腱が微小断裂を起こす。

Ⅱ度→筋肉、筋膜、腱が部分断裂を起こし、皮下出血斑(内出血)が出現。歩行困難。

Ⅲ度→筋肉、筋膜、腱が完全断裂を起こし、皮下出血斑が出現。歩行不可能。

 

治療過程

基本的に手術療法はほぼなく、保存療法(手術をしない治療)が多いです。

怪我した直後はPRICES処置を徹底的にし炎症がおさまった後(受傷から48時間後)は温熱療法、物理療法、手技療法などで循環を促進させ炎症物質、腫れ、皮下出血などを促します。そしてテーピングや包帯などで固定をし歩行困難であれば松葉杖をついて頂きます。

PRICES処置

 

そして痛みがある程度引いてきたら早期に運動療法を開始していきます。

一見、早期に運動させてはいけないものと思われますが、損傷した部分が瘢痕化(かさぶた)していき筋肉が固くなってしまい、

固くなると損傷した部分が治った後にも固さが長引いてしまい日常生活やスポーツに復帰しても再断裂の可能性も出てきてしまいます。

 

当院ではアキュスコープ・マイオパルスを貼り付けつつ運動療法を行うので通常の肉離れの治療期間よりも早期に復帰する事が可能です。

アキュスコープ・マイオパルス

 

肉離れ、捻挫、打撲、全てにおいて早期の応急処置、治療をするとその後の予後が変わってきますので怪我をされたらすぐ冷やし、

医療機関にかかられる事をお勧めします。