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ぎっくり腰(急性腰痛症)
2019.01.10
年が明け、寒さがより一層増しました今日この頃です。
寒さという外部環境は体に多大な影響を及ぼします。
ぎっくり腰は寒い時期(12月~2月)にとても多く、痛みが出てしまうと
場合によっては歩くことも立ち上がる事もできなくなってしまう程で、別名「魔女の一撃」とも言われています。
ではぎっくり腰とはどういうものなのか・・・
ぎっくり腰は俗称で、正式名称は急性腰痛症と呼ばれます。
急性腰痛症とは”突然何らかの原因で腰に痛みが走る症状”の総称なのでこれといった原因は明確にはわからない状態なのです。
では何が原因なのか、一般的には筋・筋膜性腰痛症(きん・きんまくせいようつうしょう)、腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばん)、腰椎椎間関節捻挫(ようついついかんかんせつねんざ)、仙腸関節捻挫(せんちょうかんせつねんざ)などがあります。
この中の8割が筋・筋膜性腰痛症と言われていて筋肉由来の腰痛です。
腰部、背部の筋肉が寒さで硬くなり何かのタイミングでグキッと痛みが出てそこから動くのも困難になってしまうというのを今まで言われてきました。
ですが、近年他の部分からの要素もあるのではないかという情報も入手しました。
1つ目が内蔵由来の腰痛です。
寒い時期に多いぎっくり腰ですが、昨年の夏はものすごくぎっくり腰が多かったです。
なぜかと言いますとすごく暑かった昨年の夏、例年以上に冷たい飲み物をたくさん飲み内臓が冷えて筋肉も硬くなってしまったのではないかと言われています。
体の防衛本能の一つに、内蔵-体性反射というものがあり内臓が異常を起こすと外側の体性(腹筋、背筋群)が守ろうと収縮を起こし募り積もって痛みを出すという事があります。
2つ目が精神由来の腰痛です。
過度の精神的ストレスや気持ちに余裕がない方などは気持ちに比例して筋肉がこわばりやすい状態になりがちです。
その状態が続き普段行っている動作を今まで通りすると急に痛みが出ることもあります。
そして以上の2つと最初の筋・筋膜性腰痛症の共通点が1つあります。
それは体の防衛本能によって起こる痛みということなのです。
ぎっくり腰は体の防衛本能の可能性が高いようです。
その原因が筋肉なのか内蔵なのか精神的なものなのか人によって様々です。
ぎっくり腰をもし起こしてしまったらこれを思い出してください。
そして痛みでお困りでしたら、ぜひ当院までお問い合わせください。