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外反母趾

2019.02.14

足の親指が人指し指の方向へ少しずつ曲がっていき、最初はそれほど曲がっていなかったものが気がつくと人指し指と重なるぐらい、

曲がってしまいます。

引用元:Pinterest

 

外反母趾になってしまう要因としてはさまざまあります。

 

まず外的要因としては、幅の狭い靴(女性靴のヒール)による圧迫、体重増加、筋力低下などがあり、

内的要因としては、遺伝、扁平足などがあります。

 

症状としては、痛み、腫れ、靴を履いた時の痛み、変形が進むにつれて痛みが増強し、常時痛むようになる事が多いです。

なんらかの要因で足のアーチ構造が崩れると、足の横幅(特に親指の付け根)が扇状に開きそれ以外の指が外側に圧迫され、外反母趾が生じます。

扁平足、開張足などもみられ、薄く幅の広い足になります。

 

主に10歳代で発症するケースと30~40歳代の中年期に発症するケースがあり、

中年期に発症する場合、幅の狭い靴による圧迫、体重増加、筋力低下など外的要因が強いです。

ほとんどが女性ですが、男性に起こる事もあります。

10歳代では遺伝、扁平足、足の母趾の元々の長さや骨の傾きなどの内的要因があり、発症することが多いです。

 

治療としては、靴の指導、減量、装具療法(サポーター)、外反母趾体操(足指の運動)などを行い、

変形や疼痛が強い時は手術を行う事もあります。

 

今現在、外反母趾15度以上(上記の図)に該当してしまう方はなるべく幅の狭い靴を履かないように心掛け、

足指の体操を今のうちにやっておきましょう。

今は大丈夫でも、数年後はもっとひどい状態になっていると思われます。