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体を反る(腰を反る)時の腰の痛み

2019.10.09

前回、前屈する時の腰の痛みの事について投稿させて頂きました。

 

 

今回はその逆で腰を反る(後屈)時の腰の痛みについて投稿させて頂きたいと思います。

 

 

前回の前屈する時に腰が痛い時は腰の筋肉に伸張ストレスがかかり、腰の筋肉が伸ばされると痛みを感じやすい状態になっていますよ、というお話をしましたが、

 

 

今回は真逆で後屈をすると痛みが出るということは、腰の筋肉や関節に圧縮ストレスがかかると痛みを感じやすい状態になっています。

 

 

おそらく感覚的には腰が詰まるような感覚だと思うのですが、そもそもなぜそのような感覚や痛みが出てきてしまうのか、

 

 

これも様々な原因がありこれが全てだという原因はないのですが、前回と同様に構造的な部分でお話をさせて頂きたいと思います。

 

 

まず、腰を反るという動作で腰に痛みがある方は腰だけで反っている方が非常に多く、どういうことかと言いますと、腰椎(腰の骨)は背骨の一部分です。

 

 

腰を反る動作は、本来背骨全体が後方へ倒れていく動作なのですが、ここで腰椎の上にある胸椎と骨盤の下にある股関節の動きが悪くなってしまうと腰の関節が動きすぎてしまい腰に負担がかかり痛みが出やすくなってしまいます。

 

「胸椎 腰椎」の画像検索結果

引用元:アレックス脊椎クリニック

※腰椎の上に胸椎があります。この胸椎の反る(伸展)動きが悪くなっている方が非常に多くいて胸椎で反れない分腰椎が代償して反ってしまい痛みが出てしまいます。

 

 

そして股関節の伸展方向の動きも悪いと腰が代償して動かなきゃいけなくなってしまうので、股関節の柔軟性もとても大切になります。

「股関節 伸展」の画像検索結果

引用元:BASE Conditioning Labo

※上の図の右が股関節伸展の動きです。

 

 

胸椎の伸展+股関節の伸展が腰の負担を減少させてくれますので、もし腰を反る時に痛みが出る方は胸椎と股関節の伸展可動域を広げてみてください。