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卒業
2019.03.16
朝、院の準備をしていると小学生4~5年生ぐらいの子ども達が院の前の歩道を元気よく走りまわっています。
あれ?なんでこんな朝早く走りまわってるんだ?時間間違えた?大幅の遅刻?と一瞬焦りましたが、
よく考えると今日は院の近くの小学校の卒業式です。
社会人になってから3月は花粉が飛散し、1年で1番早く時が過ぎてほしいと願う季節になってしまい、
学生ではないとつい忘れてしまいがちですが、3月はとてもとても大切な時期ですね。
慣れ親しんだ校舎、先生、友達と別れがあり、新しい出会い、新しい挑戦へ向けて前進していく変化の季節。
自分は最終学歴が専門学校なのでもう卒業して5年が経過してしまいました。(まだ5年しか経ってないのに何言ってんの!と思う方はどうか寛大な心で読んでください笑)
自分は生まれも育ちもこの中川の地域なのですが、高校だけスポーツ特待生(柔道)として岡山県の高校に通っていて寮生活を送っていました。
高校に入学したのは約11年前、中学を卒業し1人岡山県に来た自分は右も左もわからず不安しかなくて正直新しい挑戦とか言っている場合ではなかったのを鮮明に覚えています。
最初はなぜこんな所に来てしまったのだろう?とか、なぜこの道を選んでしまったのだろう?とか、1人悩んでいました。
ですが、周りには自分と同じ状況で寮生活をしている友達、仲間がいて辛かった事、苦しかった事も共に分かち合い、支え合い、切磋琢磨しあい、助けあった結果、かけがえのない仲間や普通の高校生活では体験できない貴重な経験をする事ができ、一番最初の岡山に来た時に比べ大きく成長できたと思います。
何が言いたいかと言いますと、慣れ親しんだ所、自分が安全だと思う所(テリトリー)にずっといるのは悪くはないのですが、
成長が停滞する可能性が高くなります。安全のテリトリーの中でもちろん成長をする方はいると思うのですが、
ごく稀の事でよほど意識が高くなければなかなかできません。
環境を変える、新しい所に行くという事は自分を成長させるのに一番早い手段だと思います。
卒業生の方たちは慣れた所から脱し、これから新しい所、新しい人、新しい出会いが待ってます。
楽しい事だらけではありません。辛いこと、悲しいことがたくさんあるかと思いますが、必ず支えてくれたり助けてくれる人たちがいます。
その方達を大切に挫けずに成長していって頂きたいです。
自分も更なる成長ができるよう日々精進して行きたいと思います。
ご卒業おめでとうございます。