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熱中症対策 ~熱放出~

2019.08.01

前回の記事は水分補給の事について投稿させて頂きました。

 

 

今回は熱中症対策をしていく中でもう1つ欠かせないものがありその事について書きたいと思います。

 

 

それの欠かせないものとは、「熱放出」です。

 

 

熱放出とはそのままの通り、熱を放出する、熱を外へ逃がす、熱を発散させるという意味で、

 

 

いくら水分補給ができていて、体の水分量が多くても、体の中に熱がこもってしまい放出できないと熱中症になる可能性がものすごく高くなります。

 

 

水分補給もとても大切ですが、熱をいかに体の外に向けて放出するのかをお伝えさせて頂きたいと思います。

 

 

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まず、服装としては当たり前ですが風通しが良く軽量の方が良いです。

 

 

服が重たくなってきてしまうと負担がかかりエネルギーを使うので熱が生まれやすくなります。

 

 

そして、明るく薄い色(白、ベージュ)の方が熱や日差しを反射しますのでオススメです。(暗く濃い色だと熱や日差しを吸収し熱がこもりやすくなります。)

 

 

服の素材的に速乾性スポーツウェアなどが良いと言われる事が多いですが、綿素材の方が汗を蒸発させるのを助けてくれる働きがあるので猛暑の中に長時間いるのであれば綿素材の方が適しています。

 

 

帽子、タオルなどがあれば必ず持って外出した方が良いです。汗を拭き取ったり日差しを防ぐ事はもちろんですが、濡らして首回りや頭などを冷やすなど体を冷やすのに使えるとても重要なアイテムです。

 

 

外出の際にはなるべく日が当たらない日陰を歩くことを多くしましょう。日当たりがあるところと日陰があるところでは雲泥の差があります。

 

 

そして意外と多いのが、暑いので風で涼ませようとする事が多いと思いますが、風で涼ませると確かに体温は少し下がりますが、

 

 

肌が乾燥してしまい、汗や水などで体を冷やす事ができないので返って悪循環になる事があります。

 

 

水の蒸発(汗や体につけた水、水滴)で熱を奪い体を冷やすので、風で涼むより水を体にかけた方が体温を下げるには効率が良いです。

 

 

体温がものすごく高くなってしまい、今すぐ体温を下げたい時は、首の横、脇の下、太ももの付け根の部分を冷やす急速に体温を下げることが可能です。

(首の横、脇の下、太ももの付け根は太い血管が近くを通っているので効果的と言われています。)

 

 

前回の記事でも書きましたが、この事を知っているか、知っていないか。やるか、やらないかで全然状況が変わってきますので、是非外出する際にはしっかり万全な準備をして熱放出をして下さい。