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半月板損傷

2019.02.22

半月板は膝の大腿骨と脛骨の間にあるクッションの役割をする軟骨の一種で、内側と外側に1つずつあります。

半月のような形(内側→Cのような形、外側→Oのような形)に似ている為、半月板と呼ばれます。

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引用元:半月板損傷の診断・原因・治療

 

主にサッカー、野球、ラグビー、柔道、相撲、バスケットボールなどの多くのスポーツに生じます。

 

膝を練習中や日常生活の転倒などで捻る事によって損傷するケースと、加齢とともに少しづつ痛みが出てくるケースがあります。

 

膝の曲げ伸ばし、捻る動作での痛み、引っかかり感、が主な症状で腫れを伴う事もあります。

損傷した半月板の間に大腿骨(太ももの骨)が挟まり込む事があり、ロッキングを起こすと膝を伸ばす事が一時的にできなくなり日常生活に支障をきたす事が多いです。

前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷と合併して損傷することも多く、

また中高年者で過去に怪我がない方でも、軟骨(関節軟骨)がすり減って起こる変形性膝関節症の症状のこともあります。

 

治療

痛みが軽度の場合、運動量の調整、リハビリを行っていけば比較的痛みは引きやすいですが、

膝に腫れが著しく出てる場合はランニングやジャンプなどの動作はより膝に負担がかかり、腫れを強くする恐れがある為、控えた方が良いです。

痛みやロッキングの引っかかり感が強い場合は手術が選択されます。

二種類あり、縫合術と切除術というのがあります。

二種類あるのですが切除術が多く(縫合術では半月板が再度裂けてしまい治る可能性が低い為)将来的にも軟骨が痛むリスクは縫合術より切除術の方が高いと言われております。

 

予防

膝は捻る動作にとても弱いです。

なので膝が捻る時は補うように股関節も同時に動くことが多く、股関節の可動域が固いと結果的に膝にも負担がかかりやすくなります。

股関節の可動域を上げていく為にもちろんストレッチは必須なのですが、ストレッチと同じぐらい重要なのが、臀部(お尻)の筋力強化なのです。

臀部の筋肉は股関節の後方に位置し、股関節の動きにとても関与しております。

臀部の筋肉が柔らかくなり、力を入れる時にしっかり力が入れば、股関節も安定し結果、膝に負担がかかりにくくなります。

なので臀部、股関節の動きをしっかり意識いていくことが結果膝への負担を減らしますので体の使い方も皆さんもっと知りましょう!

 

 

よく体重が増えて膝に負担がかかって痛みがでた・・・という事を聞いたり、言う方がいますが、ものすごく短期間で15キロ~20キロ増えてしまったら話は別ですが、5キロ、10キロの重りを持ったら膝に痛みはでますか?痛みがある方は痛みが増強しますか?

おそらくしないと思います。人間の体はそんなもろくは作られてないので、動き方や意識でだいぶ変化して行きます。

股関節の使い方、臀部の筋肉の意識、とても重要なのでもし膝に痛みがある方、股関節、臀部の筋肉の固さをチェックしてみてください。